(「トレイルカメラ(2) 野生動物の観察1」の続きです。)
【夜間撮影】
通常のトレイルカメラは夜間撮影用の赤外線LEDがついています。
デフォルトで夜間撮影できる機種が多いですが、機種によっては設定が必要な場合もあります。
以下は、12月~翌年4月までの間に埼玉県の山奥に設置したカメラでの赤外線LEDによる夜間撮影です。
暗くてよくわかりませんが、雨の中をネズミのような小動物が走り回っています。
ヤマドリが映ってました。大きい鳥で動きがゆっくりしている場合はセンサに反応しやすく撮影されやすいです。
赤外線LEDの範囲の端のほうにタヌキがいます。後からもう一匹が来ています。
タヌキは夜行性で、つがいで行動することが多いそうです。
【鳥の撮影】
カケスが映っていました。
トラツグミでしょうか。最初の方だけ映っています。
動きが速い鳥は撮影されにくいと思います。
カメラにセンサの感度やトリガーから撮影開始までの時間、録画時間、撮影間隔などの設定がありますので、場所や目的に応じて設定を変えて何度か試してみると良いと思います。
今回の撮影は主に冬に行いましたが、赤外線が強くなる夏は動物以外の赤外線変動により撮影開始されることも多いので状況に応じて設定を変える必要があります。
それに加えて夏は草が伸びてカメラを覆ってしまうこともあり、夏の撮影のほうが難しいと思います。
(2025/11/03 Shin Onda)